帯状疱疹
帯状疱疹
帯状疱疹とは、幼少期に水ぼうそうを発症させた水疱帯状疱疹ウイルスが、水ぼうそうが治った後も体内の神経節に潜んでおり、加齢やストレス、過労が引き金となって免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わり、皮膚へ到達し帯状疱疹として発症します。
帯状疱疹の特徴として、身体の左右どちらか一方にピリピリとした痛みや痒みと、これに続いて赤みや小さな水ぶくれが帯状にあらわれます。
- 皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こるため、皮膚症状だけでなく強い痛みも生じます。
- 通常、皮膚症状が治まると痛みも消えますが、その後も痛みが持続することがあります。これを帯状疱疹後神経痛といいます。
- 急性期の神経の炎症により神経の損傷が生じることにより起きます。
- 高齢者や皮膚症状が重症な場合は神経痛が残る可能性が高いため、注意が必要です。
40代以降を中心に多く見られる病気ですが、過労やストレスによって若い人でも発症する可能性があります。
- 帯状疱疹の治療は抗ヘルペスウイルス薬を中心に行います。
- 水疱帯状疱疹ウイルスの増殖を抑え、皮膚症状や痛みを和らげ、治るまでの期間を短縮します。必要に応じて痛み止めなども併用します。
- 治療中は水ぼうそうにかかったことの無い小さな子どもとの接触は控え、なるべく安静に過ごしましょう。