AGA(エージーエー:Androgenetic Alopecia)とは男性型脱毛症のことで、成人男性に最も多くみられる症状です。
AGAは、男性ホルモンや遺伝子が関係するとされ、思春期以降に頭頂部が薄くなる、額の生え際が後退する、その両方の症状、細くて短い毛が多くなり、全体的に薄毛が目立つようになる症状です。
AGAの脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまい、十分に育たない短い髪の毛が多くなり全体として薄毛が目立つようになるのです。
AGAは進行性なので、何もしないでいると徐々に進行してしまいます。進行を抑えるために早めのケアが大切なのです。
当院では、内服薬も、外用薬もすべて国産の薬品を取り扱っています。
AGAの治療薬として内服薬(プロペシア錠)が1997年に米国FDEの承認を受け使用が開始され、日本でも2005年10月に厚生労働省により製造・輸入の承認を受けました。その結果、医師の処方のもと医療機関で入手することができるようになり、当クリニックでも処方しています。 プロペシア錠は、抜け毛の原因物質であるDHT(デヒドロテストステロン)の産生を抑え、抜け毛の進行を抑える薬剤です。通常、1日1錠の内服を6ヶ月間行い、効果を判定します。
プロペシア錠の内服と、外用タイプの育毛剤・発毛剤を併用しても問題ありません。
「ザガーロ」は2015年9月に日本で承認された新しい薄毛・AGA治療薬(内服薬)で、医療機関での処方のもと、入手ができるようになりました。当クリニックでも2016年6月より処方を開始しております。
プロペシアと比較すると、生え際や前頭部、頭頂部における効果は強力です。服用方法は1日1錠です。プロペシアで効果が実感できていない方はザガーロへの切り替えでより発毛が期待できます。ミノキシジルとは併用しても問題ありません。
患者さまの中にはシャンプーの際、髪の毛が抜けると気にされる方もおられますが、頭皮の血行や外用薬の浸透もよくなる洗髪をして頭皮を清潔にして下さい。また反対に気にしすぎて過度に洗ってしまうと、頭皮や髪にダメージを与えてしまうので注意して下さい。
診察料 | [初診料]¥3,000(税込¥3,300) [再診料]¥2,000(税込¥2,200) |
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プロペシア | ¥7,500(税込¥8,250) / 1か月分(税込・別途診察料) |
フィナステリド (後発薬) |
¥5,500(税込¥6,050) / 1か月分(税込・別途診察料) |
ザガーロ | ¥9,000(税込¥9,900) / 1か月分(税込・別途診察料) |
デュタステリド(後発薬) | ¥5,500(税込¥6,050) / 1か月分(税込・別途診察料) |
男性用ミノキシジル | ¥6,000(税込¥6,600) / 1か月分(税込・別途診察料) |